防災訓練や避難行動での心構え

空ぶりではなく、素ぶりだと思いなさい。
「何もなければ無事でよかった」と思えれば、
その時は必ず行動ができてくる。
いざという時の避難行動は、ふだんからの訓練以上のことはできません。
ふだんの訓練もしっかりと取り組みましょう。
いざ“その時”には「あわてず、あせらず、あきらめず」(A・A・A)に避難行動をとりましょう。
Awatezu, A serazu, Akiramezu
① 日ごろから 「命を守るための3つのアイテム」をかばんやバッグの中に備えておきましょう。
・笛(叫ばずに助けを呼ぶことができる。防犯対策にも有効です)
・自分の食べ慣れたアメ(個包装がよい)
・水分補給のマイ水筒(または、ペットボトル)
いつ、どこで大地震がやってくるかわかりません。これらのアイテムが手元にあれば、どこかに閉じ込められても落ち着いて助けを待つことができます。
② 自力で避難生活を乗り切るためのキーワード『TKB100』

減災ナビゲーター®は、人命救助のタイムリミットといわれる72時間をカバーする100時間分(4日間以上)の、避難生活を乗り切るための備えを自力で100%整えておくためのオリジナルキーワード『TKB100』を提唱しています。
解説:平成28(2016)年4月14、16日の夜に震度7を観測した熊本地震では、直接死55名に対して、災害関連死に認定された方が223名(2025年4月時点)にも達しました。
このことから避難所での対応が問題視され、熊本地震の教訓をもとに避難生活のあり方などが見直されて、注目されたキーワードがTKB(トイレのT、キッチンのK、ベッドのB)です。
『TKB100』をクリアした心構えで、ご自分と家族に最適な備えをしっかりとしておきましょう。